2018年のインドネシアの祝日一覧【確定版】
【一般】
インドネシア共和国の祝日には宗教関連の祝日が多く、そのほとんどが毎年日にちを変えます。そこで、参考のために、2018年のインドネシア共和国の祝日を掲載しました。作成にあたってはインドネシア政府が2017年9月22日付けで公表した公式文書(2018年国民の祝日ならびに政令指定休日に関する三大臣合同決定)を参照しました。昨年は4月13日付けで公表されたのですが、今年は7月30日の時点でまだ発表がなかったため、Libur.idなどの民間情報を参照して祝日のみの暫定版を掲載しました。11月に入って公式の発表があったことが確認できましたので、確定版を掲載しました。暫定版と比較すると、ニュピ(3月18日から3月17日)、イスラ・ミラジュ(4月13日から4月14日)、イスラム暦新年(9月12日から9月11日)の3つの祝日の日付に変更があることにご注意ください。(更新2017-11-02)
2018年5月4日付けの報道によると今年2018年のイドル・フィトリ(ルバラン)にともなう政令指定休日は6月11日~14日、6月18日~6月20日の7日間に決まったということです。これは当初発表されていた4日間から3日増えたことになります。この結果、イドル・フィトリにともなう休日は6月11日から20日までの10日間になりました。(追記2018-06-12)
2018年5月7日付けのTEMPO.COMの報道によると、三大臣合同決定の改訂の発表が4月18日におこなわれ、2018年のイドル・フィトリ(通称ルバラン)にかかわる政令指定休日としてあらたに6月11日・12日、6月20日が定められたということです。(更新2018-05-12)
1月1日 | (月) | 西暦新年 |
2月16日 | (金) | イムレック(孔子暦2569年新年) |
3月17日 | (土) | ニュピ(サカ暦1940年新年) |
3月30日 | (金) | 聖金曜日(キリスト受難日) |
4月14日 | (土) | イスラ・ミラジュ(ムハンマド昇天祭) |
5月1日 | (火) | 国際労働者の日 |
5月10日 | (木) | キリスト昇天祭 |
5月16日 | (水) | 《ラマダン(断食月)の始まり》 |
5月29日 | (火) | ワイサック(仏教大祭:仏陀の生誕、成道、入滅.仏暦2562年) |
6月1日 | (金) | パンチャシラ誕生の日 |
6月13日 | (水) | * |
6月14日 | (木) | * |
6月15日 | (金) | イドル・フィトリ(断食明け大祭) |
6月16日 | (土) | イドル・フィトリ(断食明け大祭) |
6月18日 | (月) | * |
6月19日 | (火) | * |
8月17日 | (金) | インドネシア共和国独立記念日 |
8月22日 | (水) | イドル・アドハ(犠牲祭) |
9月11日 | (火) | イスラム暦1440年新年 |
11月20日 | (火) | マウリッド(ムハンマド生誕祭) |
12月24日 | (月) | * |
12月25日 | (火) | クリスマス(キリスト生誕祭) |
上記の日付のうち、名称のある日が祝日で、公休日となります。*印のある日は、祝日とは別に、連休とするために政府によって祝日の前後に設けられた政令指定休日(cuti bersama)です。
注1)断食月の始まりは祝日ではありませんが、参考のために示しておきました。
注2)断食明け大祭は2日間あります。ジャワ語のルバランという名称でも知られています。
注3)伝統的なイスラームの考え方ではイスラーム暦の月の始まりは新月の観察に基づくことになっているため、断食明け大祭の儀礼が実施される日は地域や主催組織によってずれることがあります。
【補記】
2017年の祝日は前年の2016年4月13日に発表されました。2018年の祝日については、2017年3月13日の調整会議において、原案(Surat Keputusan Bersama (SKB) tentang Hari Libur Nasional dan Cuti Bersama 2018)が作成されたので近日中に三大臣が署名して公表されると発表されました。しかしながら、7月30日の時点で公表がなかったため、暫定版を掲載することにしました。
その後、11月2日になって、9月22日付けで三大臣合同決定(Surat Keputusan Bersama Nomor 707 Tahun 2017, Nomor 256 Tahun 2017, Nomor 01/SKB/MENPAN-RB/09/2017 tentang Hari Libur Nasional dan Cuti Bersama 2018)が公表されていることを確認しました。インドネシアの政府機関ウェブサイトでも発表が10月になってからであることを見ると、今回の公表が周知されるまでに時間がかかっていることを感じさせます。翌年の祝日や政令指定休日は企業活動にとっても重要な情報ですから、このように原案作成から公表までに異常に時間がかかったのは不思議なことです。加えて、結果的に、暫定版に載せたニュピ、イスラ・ミラジュ、イスラム暦新年の3つの祝日の日付が公表された日付から一日ずれていることが判明しました。やむを得ない事情であったとは言え、ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。